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ブラームス : ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83の曲目
- ピアノ協奏曲第2番変ロ長調op.83●モーツァルト:
- ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595
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ブラームス : ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品83のamazon.co.jpカスタマーレビュー
1点
大山鳴動鼠一匹とはこの演奏のことを言う。
ブラームスのこのピアノ協奏曲は、思わせぶりだが、大して内容はない。
だらだらとただ冗長なだけなのだが、なぜこんな曲がいまさら演奏されるのだろう?
バックハウスの演奏は、その下手さが老人好きの日本人の好みとフィットしているだけのこと。
モーツァルトの曲など、あまりに弾き方がいい加減すぎて笑えてしまう。
5点
ブラームスのピアノ付き交響曲といわれる第2番、そして、モーツァルトの最後のピアノ協奏曲のカップリングです。2作ともピアノ協奏曲の名曲だけに、良いピアニスト、良い指揮者、良いオケで聞きたくなります。であれば、バックハウス、ベーム、ウィーンフィルの組合せはいかがでしょうか。
とりわけ素晴らしかったのはブラームス。バックハウスの凛として力強いピアノ、流れるようで気高いウィーンフィルの響きは、ピアノ付き協奏曲にうってつけといえるのではないでしょうか。
モーツァルトの方は、この曲の捉え方によっても違うと思うのですが、ピアノにもう少し躍動感があっても良いなということで、個人的には、グルダに軍配。
ただ、この組合せで、名作2曲が聴けるということで、お買い得な一枚だと思います。
5点
バックハウス晩年の録音ということでテクニック的にはだいぶ落ちているそうですが、でもやっぱり大した演奏だと思います。 ブラームスにしてはなかなか華のある曲で楽しめます。
しかしこのCD、ブラームスよりもやはりモーツァルトが素晴らしい。 特に第2楽章の美しさといったらもう筆舌につくせません。 ベームの指揮するウィーン・フィルも最高の美しさ。 特に5分28秒目からのピアノとバイオリンのソロ協奏など、シンプルのきわみなのですが、胸に深く深くしみこんでいくような響きです。 さらに6分21秒目から始まる木管とのからみの部分など、まるで真っ白な雲の中を浮遊しているかのような感覚に襲われます。 もっとこの感覚に浸っていたいと思っていたら、わずか10秒ほどでその部分は終わってしまいます。 そこらへんががなんともニクらしい。
余談ですがこの第2楽章は、溝口健二の記録映画、“ある映画監督の生涯”(新藤兼人監督)にテーマ曲として使われています。 現実世界の男女のドロドロを描いた溝口と、天上の音楽を奏でたモーツァルト。 どう考えても合うはずがないのですが、見事にマッチしているのがモーツァルト・マジック。 興味のある方はご覧になってみて下さい。
4点
バックハウス&フルニエの、ブラームスのチェロソナタに感動して、バックハウスのブラームスを聴くようになりました。
こちらは彼の最晩年の演奏ということで、正直言えば、指のもたつき、ミスタッチがかなり多く、聞いていてひやひやさせられる所がかなりあることは否めません。
曲のハイライトは、ピアノのキラキラとこぼれ落ちるような音色が聞かせ所なのに、何小節にも渡って、もたついていて、完全に曲全体のテンションが落ち込んでしまっています。
このあたりはポリーニなどの完全無比なダイアモンドのように輝くばかりの演奏と比較すると特に顕著です。
だからこの曲の最初の一枚として薦めて良いのかどうかはちょっと迷います。
ただ、すでに別の演奏で聞いたことがある方が他の演奏も聴きたいと言うことで選ぶのであれば、こちらのCDは聞いてみてもよいのではないかなあと思います。
テクニックは衰えてしまったとはいえ、やはりバックハウスとブラームスの相性の良さというのは捨てがたいものがあります。
ブラームスらしい、消えることのない憂愁、人生の黄昏の気配のような物があり、そこに耽溺するわけでもないのに、ふと気配を感じさせる所がバックハウスならではなのです。
厳しく律しているのにもかかわらず、ふとした瞬間滲み出る甘さにはぞくぞくさせられます。
こういうのはテクニックを超えたものなのだと思わさせられます。
この曲はブラームスの中では異色なまでの明るさ、華やかさをもった曲で、それがウィーンフィルの音色に大変マッチしています。
老いたバックハウスを気遣っているように聞こえる部分も正直幾度となくありましたが、両者ががっつりと組んだ箇所の美しさも聞き所だと思います。
5点
ベートーヴェン直系の弟子ともいえる系譜に連なるバックハウスは、ベートーヴェンとブラームスを最も得意とする巨匠で、誰もが認める「ドイツロマン派音楽の生き証人」でした。
ベーム・ウィーンpoとのブラームスのこの演奏が、他の追随を全く許さない名演として語り継がれるのはある意味当然と言えます。
驚くべきはモーツァルトです。k595は、貴族的高貴さと単純な可憐さを特徴とするモーツァルトの他のピアノ協奏曲とは明らかに一線を画した作品です。魔笛やクラリネット協奏曲にも通じる、晩年のモーツァルト特有の清澄で、悟りきったような透明な響き。時折見せる死をも予感させる短調の翳り、果たされない悲しみ・・。この至高の局地ともいえるk595という曲は、まさにバックハウスのみが体現できる芸術的高みではないでしょうか。
バックのベームの音楽に対する厳しさに、自ら「生命の泉」と言ったモーツァルトへの思いが織り重なったようなオケのサポートも、純粋で、慈愛に満ちています。
唯一無二の名盤です。
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