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著者 :

森 薫

タイトル :

エマ 9巻 (BEAM COMIX)

出版社 : エンターブレイン
Studio : エンターブレイン
出版日 : 2007-09-25
媒体 : コミック
サイズ : 縦:709hundredths-inches 横:512hundredths-inches
ASIN : 4757737262
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エマ 9巻 (BEAM COMIX)のamazon.co.jpカスタマーレビュー


5点
「エマ」の読者の間では、実はエマより人気があるのではないかと思っている
ドロテアさんとその顔の怖い旦那さん(ヴィルヘルム)が、
若いころを回想するお話が載っています。
若い時の旦那さん、意外とかっこ良い。けどやっぱり顔が怖い。
若い頃のドロテアさん、実に可憐でかわいい。でも中身はあのドロテアさん。
それだけと言えばそれだけですが、「そこが大事なんです!!」。
ドロテアファンならこれだけで買う価値あり。

それ以外にもいろいろ載っています。それぞれ魅力的なお話で、絵もきれいです。
エマ本人は出てきませんが、これも立派な「エマ」ワールドのお話です。
買うべし。読むべし。

5点
受けが攻めに回ると、こんなにもエロイものかと初めて知りました。(笑)
恥じらうドロテア嬢がまた、いいんだなこれが。
エマはこういう所がウリという分けではないけれど、キャラクターの表現としては正しい。
メルダース夫妻の艶っぽいエピソードがある傍らで、ポリーとアルマのエピソードがあり、森薫の妄想ワールドは実に素晴らしい。(笑)
テオのエピソードとか、描きたいから描く、描いたから満足、そういう森薫だからこそ、読んでる私も嬉しい。

4点
一応エマ・シリーズの番外編という位置づけだが、ついにエマが一度も現れず、本編と
全く関係のないエピソードまで入るに至り、完全に筆者の趣味の世界に突入してしまった
本作。

一つ一つのエピソードはどれも興味深く、特にウィリアムとハキムの出会いを描いた
「友情」などは、本編中から興味があったテーマだったので非常に面白かったものの、
全体を通して番外編とはもはや呼べないのじゃないだろうか?。

特に歌劇場を舞台とした「3人の歌手」はエピソードとして非常に面白かったものの、
本編と全く関係がなく、時代背景さえ一緒なら何でも良いのか、と思えてしまい、
☆をひとつ減点しました。

次巻が最終刊の予定だそうだが、ぜひ「エマ」の絡むエピソード(エマとウィリアムのその後など?)が入ることを期待している。

5点
この「エマ」という作品は、実に珍妙な作品だと思う。
もちろんそれは「私にとって」という極々個人的な主観的な感想だ。
なにが珍妙かというと、私は「エマ」に登場する女性達に夢中になるほどに好きになってしまっているという事だ。
もちろん他の漫画でも、好きな女性キャラクターはいるのだが、やはり「好き」のメインは男性キャラクターだ。
でもこの「エマ」では、どちらかというと、男性よりも女性の方に魅力を感じてしまう。
主人公のえもはもちろんではあるが、他のどの女性達も実に魅力的だ。

今回の9巻では、大好きなドロテアのちょっとエロティックなシーンが描かれている。
本来なら男性が喜びそうな所だと思うが、女の私でもドキドキとさせられてしまった。それは決して厭らしい物ではなく、その豊満な肉体には憧れさえも抱いてしまう。

8巻より続いている番外編シリーズは、そんな女性達がたくさん出てくるサイドストーリーが読めるというのも楽しみの一つだ。

5点
エマの登場は巻末付録の挿絵一枚きり、という「エマ」番外編である。あと1巻でおしまいということだから、エマ贔屓の私としては、是非とも最後にエマの幸福な「その後」を描いてほしいと思う。

何ということもない素材から美しい詩や歌が生まれるように、本書も何ということもない素材から組み立てられた作品群である。大変高い画力であり、空気や気配まで精緻に描き分けられているのには感心した。物語を読む本ではない。19世紀の英国(および植民地であったインド)の上流階級、およびそれに連なる人々の生活の匂いを嗅ぎとろうとする読者が、本書のよい読者であろう。

しかしこのノーブルな世界が虚構であることは厳然とした事実である。当時の英国は徹底的な格差社会であった。階級を超えることなど夢想もできない社会で、いわゆる庶民が作品中の登場人物のように、天真爛漫に、飢えの恐怖も病いの苦しみも考えずに生きていたとは考えがたい。上流階級の雰囲気に浸るのは大変快適な時間に違いないが、私を含め読者の大半は庶民である。もし私が当時の世界に生まれていたら、私は大学へも行けず、性に合わない親の稼業を次いで、毎日の苦役に耐えていたことであろう。つまりこの作品は夢の世界、お伽噺なのである。そして大事なことは、これがとびきり愛しいお伽噺だ、ということである。

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