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著者 :

M・グラッドウェル

タイトル :

第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳)

     
翻訳 : 沢田 博
翻訳 : 阿部 尚美
出版社 : 光文社
Studio : 光文社
出版日 : 2006-02-23
媒体 : 単行本
サイズ : 縦:768hundredths-inches 横:531hundredths-inches
ASIN : 4334961886
ランキング : 277位
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第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳)のamazon.co.jpカスタマーレビュー


4点
友人の紹介で読んでみた。

人が直感で把握できる力についての考察が様々にひかれており、
踏み込んでいく内容自体については非常に興味深かった。
特に、ひとつのことに長けた場合、その直感力(本文での「輪切り」)が
真に迫ること、また、人がひとつに集中した場合に他の情報を切り離していく
システムについて挙げた具体例が参考になった。

ただ、まとまりを欠いて読みにくい文章自体だったと思える上に、
それを練らずに直訳に近い形で翻訳してしまっていること、
また、無理につけてしまった感のタイトルとサブタイトルは頂けない。

特に、「第1感」という造語自体はまだ読者に伝わるとしても、
「最初の2秒の何となくが正しい」は明らかに内容と乖離している。
本文では経験を積んだ者の最初の2秒の力を描いているのに対し、
明らかに「誰であっても」最初の2秒が正しいと思わせてしまう。

内容が素晴らしいだけに、翻訳がジャーナリズム専門の翻訳エージェントと
その弟子であることが要因のひとつなのだと思う。
この情報に長けた監修者を一人置くことで、更に良い本になったと思う。

4点
毎日高ストレス下で瞬時の判断を迫られている身としては物足りなかったです。

著者は「第1感」を多くの人に知ってもらい、利用されることを望んでいます。
第1感とは次の2つを合わせた力です。
・少しの情報だけで本質をつかむ力
・理由は分からないが、そうなることを感じる力
例えば、15分の夫婦ゲンカのビデオを見ればその後別れるかどうか判断できる学者、サービストスが上がった瞬間にダブルフォルトを見抜くテニスコーチが具体例として登場します。

とても素敵な力なのですが、第1感は誤ることもあります。ですからそれを防ぎ、向上させるための方法が書かれています。

豊富な取材と資料に基づいた(著者はもともと記者)具体例の多い読みやすい本です。

しかし次の点で私にとっては「実用レベル」とは言えません
・第1感のメカニズムに触れていない
・経験以外の向上させかたが書いてない
・瞬間的判断の際の思い込みの除去の方法についての記述が少ない

4点
Tipping Pointの著者が書く、ちょっとの情報で本質を掴むことがある
ことの研究

この著者は、記者なのですが、前作同様、しっかりした構成になっています。
プロローグとして、科学判定では贋作かどうかわからなかったものが
専門家の一瞥により、贋作ではないかという、この本の主題である
無意識での力の例をひいています。
良くできているなぁと思うのは、それぞれの章構成、つまり
ちょっとの情報で本質をつかむ、「輪切り」の力の説明
無意識だけで「わかっている」こと、
逆に無意識で間違いを起こしていること
プロローグにもつながる、論理的思考よりも「無意識」が勝つ事例
かといって無意識は説明できないこと
最後に、瞬時の判断とは何かをまとめています。

カーリーヘアだからと言って、逃亡犯と間違えるのは何かというのが
この本を作るきっかけだと謝辞で書いてあるが、まったく説明どおりで
とてもわかりやすい内容になっています。
どうしても、バイアスがかかってしまうこと、そして、
論理的な説明がつく前に、無意識では論理を組み立てようとしている
力がわかりとても良い本だと思います。

4点
直感で判断したことについて理由は説明できないが、時間をかけて判断したことよりも正しいことが多いというのは誰しも経験があることだと思う。それは何も考えずに判断したのではなく、日常の様々な体験や反復練習から身につけた経験に裏打ちされた訓練の成果であるという理屈が色々な例をあげて説明されていて、十分に納得できる理屈だと思った。
個人的には、合意ルールに基づいた即興芝居の話や、コンピュータに頼らず臨機応変な対応をする軍隊の司令官の話、コーラのペプシへの挑戦などがおもしろく参考になった。

4点
マルコム・グラッドウェルの著書は、かなり独創的な視点と豊富な話題で魅力的だ。

「第4章 瞬間の判断力 論理的思考が洞察力を損なう」は、一読の価値があります。

p124 彼は部下に「支持は出すが諸君の行動を支配はしない」(中略)
「つまり、全体的な指示や作戦の目的は私を含む指揮官が伝えるが、戦場に出た部隊は上からの細かい指示を当てにするな、ということだ。……」

第6章 心を読む力 無意識を訓練する
感情は顔の表情から始まる
p211 顔に現れる情報は心の中で起きていることを示すただの合図ではなく、ある意味で、心の中で起きていることそのものである。

彼女の怒った顔を見た時、「本気で、怒っている」と思った瞬間、手遅れになることもある。
それ以前に、この本を読み返して「第1感」を鍛える必要性を感じる。

p238 最近ではパトカーには二人乗せずに、一人だけ乗せるように、警察署の多くが方針を変えてきている。

なぜ、パトカーに警官が一人のほうが良いのか、興味深い内容です。

人の行動心理を考える上で、とても貴重な1冊である。

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