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著者 :

佐藤 多佳子
はらだ たけひで

タイトル :

イグアナくんのおじゃまな毎日 (中公文庫)

出版社 : 中央公論新社
Studio : 中央公論新社
出版日 : 2000-11
媒体 : 文庫
ASIN : 4122037476
ランキング : 527908位
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イグアナくんのおじゃまな毎日 (中公文庫)のamazon.co.jpカスタマーレビュー


5点
小二の息子のために手にとりました。いつも読むものよりかなり字が小さく、絵も少ないので、息子は読まないかなあ、と思いましたが、数日かけて、楽しんでました。時々、ゲハゲハ笑いながら。私も同じようなペースで同じように楽しめました。名作です。

5点
産経児童出版文化賞・日本児童文学者協会賞・路傍の石文学賞受賞作。なんとすごい。でもまあそれはある意味どうでもいいのです。本当はこの本を紹介するのに賞の名前など列挙する必要などなく・・・

イグアナを飼うことになった一家の物語。イグアナは、飼育に大変な労力を要する生き物。それをなかば騙され、押し付けられた小竹家の奮闘が、11歳の樹里の視点で描かれています。この珍しい生き物の生態と、それを迎え入れた一家の生活ぶりがたっぷり読める一冊です。生き生きした文章と、セリフにぐいぐい引き込まれます。はらだたけひでさんのイラストもとてもかわいい。

生き物が家族に加わると、その生活は多かれ少なかれ変化します。とりわけイグアナのような特殊な生き物であれば、飼い主たる人間の方も相当変わらないではいられません。大げさに言うなら家族崩壊にもつながりかねない事件の連続。そんな中で樹里は、パパとママはどんなふうにイグアナと関わっていくのか・・・樹里はこの生き物とどうつきあう?弱腰のパパは?トカゲ大嫌いのママはどうなる? イグアナの生態とともに、人間の生態も覗くことができる・・・これはそうした物語なのです。

本書は児童文学ですが大人でも十分楽しめます。イグアナに興味があってもなくても、さらに言うなら、生き物を飼うすべての人に読んでいただきたいと願います。悲しい末路をたどるペットが絶えない世の中を少しだけ変えられるかもしれない、そんな力を秘めたすぐれた作品です。

5点
 十一歳の少女の家に、イグアナがやってきた!
 けれどイグアナは愛らしい表情を見せるでもなく、世話は困難で、絶対逆らえない上司で叔父の預かり物…。

 しかも登場人物は甘ったれで生意気な樹里、叔父に絶対逆らえないパパ、爬虫類嫌いでヒステリックに文句を言うママ――と、何だか先行き不安ですが、実際この家族はイグアナのせいで日々イライラがたまり、笑っていられないほどになってしまいます。
けれどまあ、そこはどうにかこうにか上手く行くわけです。物語だから上手く行くに決まっているのですが、劇的な素晴らしい展開ではなく、ほんとに「どうにかこうにか」って所が、リアリティーがあり、とても面白いのです。
 書き方も巧く、飽きさせずに幾度も笑ってしまうストーリー展開になっています。

 樹里の生意気で軽快な語り口調で読み進めれば、きっと爬虫類が嫌いな女性でも、いつのまにか馴れて、なんとなく好きになって、最後にスカッと笑って面白い!と言うこと間違いなしのお話です。


5点
イグアナのヤダモン。嫌いだったイグアナがだんだんかわいくなってくるのを読んでいると自分も嫌いだったものを見直すきっかけになったり。最後の爽快感で星5つ。

5点
かなり強引かもしれませんが、『おれがあいつであいつがおれで』の山中恒が、山中恒風に、『ファーブル昆虫記』を超訳(?)したら、こんな感じの作品になるのかもしれません。つまり、二重三重に面白く、軽くも深くも読めてしまえます。しかも、相手は、男に対する女でも、女に対する男でもなく、爬虫類なのですから、山中恒の世界を遥かに凌駕していると言ってもいいような気もします。著者の非常にバランスの取れたドライな感覚もこの作品に多大な貢献をしていると思います。イグアナと、主人公一家との交流風景(?)が、とても ・・・ いいのです。久しぶりに友人知人に配って回りたいような本と出合えたような気がします。 老若問わず、「少年の心」を失っていないすべての男性女性の方に読んでいただきたい。100年に1冊は少々大げさかなとも思いましたが、似たような作品を他に思い起こすことができず、思い切って100年にしてしまいました。

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